狩俣中にワイドー大賞/トライ応援幕コンテスト
選手と被災者にエール
第27回全日本トライアスロン宮古島大会の出場選手にエールを送る応援幕のコンテスト審査会が23日に行われた。今年は202点の応援幕を審査した結果、狩俣中学校生徒会が、大会に出場する同校教諭を応援するために作った作品が最高賞に当たるワイドー大賞を獲得。そのほか準ワイドー賞とデザイン賞、優秀賞に各2点、ストロング賞、チームワーク賞、フレンドシップ賞に各1点が選ばれた。
ワイドー大賞の狩俣中学校生徒会の作品は、青い海と空をバックに、中央には「宮古島まもる君」を、その左右にヒマワリとハイビスカスを描き、同校の狩俣亜子教諭と、東日本大震災の被災者を激励する旗を添えた。
同生徒会の譜久村瑠渚会長は「全校生徒からアイデアを募集してデザインを決めた。大会参加選手と東北の人たちに、最後まで諦めないで頑張ってほしいという思いを込めた」と説明した。
今回は例年と比べ島外・県外の出場者の応援幕が少なく、総掲示数は前回より67点減少した。選考委員会では「震災の影響が大きいと思う。それは応援幕にも反映されていて、『がんばろう東北、がんばろう日本』など被災地へのメッセージを添えたものが多く見られた」と振り返った。