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社会・全般
藤原 浩男さん(74歳)/医療法人ノーブル理事長(城辺出身・浦添市在住)
健康文化村づくりに夢
「人々が心身共に健康で文化的な暮らしのできる住み良い地域社会の創造」を目指して、宜野湾市のコンベンションセンター斜め向かいに6年前オープンしたカルチャーリゾート健康文化村「フェストーネ」。ホテル、レストラン、クリニックなどの観光・医療・文化を融合させた複合的施設がいま注目を浴びている。営むのは藤原さんとその一家。ふるさとへの感謝の気持ちを原点に、地域に貢献していきたいと夢を膨らませる。
復帰後、沖縄諸島の温暖な気候と青い海と空が一躍脚光を浴び、リゾート開発が盛んになった。当時、国際リゾート研究所の所長だった藤原さんは、郷里城辺の過疎化に歯止めをかけ21世紀に向けた新しい街づくりを目指して東平安名﨑をメーンに本格的な国際観光リゾート基地計画を提唱した。
藤原さんは「開発はそこに住む人たちの理想的な生活空間や自然環境の創造でなければならない。地元の人たちの理解と自発的な協力がなければ成功しない」と話し、特に自然を破壊するような乱開発には警鐘を打ち鳴らした。このような過去の経験を生かして現在の健康文化村を充実させたいと意気込む。
30数年前、高齢化社会が進んでくることを察知した藤原さんは、国や県、大学など専門家の英知を結集して沖縄保養基地構想を打ち出した。本島北部の本部町に医療法人本部記念病院を設立したのもその発想からだった。「お年寄りは何か役にたちたいと願っている。それは生きがいにもつながる。長生きしても健康で生活が楽しくなくては意味がない。健康文化村もその視点に立っている。郷里宮古島でもそのことを実現させたい」
健康と文化は切り離せない。人は幾つもの貴重な出会いを糧に健康で心豊かに楽しく生きるために創意工夫を続けていく。そのための手助けに今月から「健康文化セミナー」に力を入れていくとして、参加する人たちの出会いに期待を込める。
藤原 浩男(ふじわら・ひろお)1937年9月5日生まれ。宮古高校8期卒。八幡大学を卒業して68年沖縄県経済連に入る。翌年から沖縄女子短期大学と沖縄大学の講師を兼任。74年から沖縄県観光開発公社へ、事務局長、常務理事などを経て、80年本部記念病院(現ノーブルメディカルセンター)を創設。86年、国際リゾート研究所を設立。2004年、「健康文化村」カルチャーリゾート・フェストーネを設立。昌子夫人との間に2男1女。