伊志嶺君(宮高)が2連覇/本社杯少年少女将棋大会
小学生は濱元君が念願の初V
第15回宮古毎日新聞社杯争奪全宮古少年少女将棋大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古将棋クラブ将龍会)が30日、平良港ターミナルビルで行われ宮古一を目指し熱戦を展開した。小学生の部は濱元優虎君(平良第一小6年)が念願の初優勝、中高生の部は伊志嶺周斗君(宮古高校1年)が2連覇を果たした。
大会には小学生13人、中高生10人の
計23人が参加。盤上で熱い戦いを繰り広げた。大会は午前中のリーグ戦で勝ち残った小学生7人、中学生5人が決勝トーナメントに駒を進めた。静かな会場には、頂点を目指し試合に挑む出場者が打つ駒の音が響いていた。
3回連続出場で初優勝した濱元君は、決勝戦の序盤は攻められ、少し厳しい展開だったが「負けてもいいから満足のいく試合をしようと気持ちを切り替えた。4年生の時から出場して悔しい思いをしてきたが、優勝できて良かった。楽しかった」と笑顔で語った。
中高生の部で2連覇を果たした伊志嶺君は「最初は劣勢だった。負けると思ったが、相手の攻めが少し甘くなったので、必死に粘った。あきらめないで攻め続けたのが勝ちにつながったと思う」と述べ「次の大会も優勝を狙う」と3連覇に意欲を見せた。
小中学生の部準優勝は下地聖宝君(平良第一小4年)、3位は高里祐馬君(鏡原小6年)。中高生の部準優勝は賀数凌君(平良中3年)、3位は下里守君(平良中3年)だった。
開会式で本社の平良覚社長は主催者を代表して「勝ち負けだけではなく、将棋をを通して相手を思いやる心や礼儀を重んじることを心掛けて大会に臨んでほしい」とあいさつした。
将龍会の平出雅也会長は「お互いの技量を認め合い、この大会を通してさらなる友情の輪を育んでほしい」と述べた。