産業・経済 社会・全般
2011年5月3日(火)9:00
オクラ本土出荷始まる/伊良部
1ネット(100㌘)120円の高値
JAおきなわオクラ専門部会伊良部支部(池間拓夫支部長)で特産品オクラの本土出荷が4月から始まり、取引価格は1ネット(100㌘)当たり120円の高値が付いている。昨年の取引価格98円より22円高。栽培農家らは、県戦略品目の拠点産地認定に向け、増産に取り組んでいる。
昨年の支部会員は16人。東京市場に11㌧余を出荷、1144万円の取引額があった。
今年は昨年の高値を踏まえ、会員は32人増えて48人となった。7月中旬までに約25㌧の出荷を予想している。4月の早出しオクラが高値を推移していることから、5月以降も1ネット100円以上が期待されている。
早出し出荷に追われている玉元正助さんは、昨年は2㌧余り出荷した。栽培面積は12㌃で、今期は1・5㌧を見込む。早出し出荷のため、オクラの苗の大半はビニールハウスで育てた。さらに苗が一定の高さに成長すると、ハウスを撤去した。
玉元さんは「伊良部のオクラは安全・安心・高品質。1ネット120円には満足している」と語った。