夏ばて防止にゴーヤーを/ゴーヤーの日
消費拡大キャンペーン
「宮古島のヘルシー野菜ゴーヤーでパワーアップ」をテーマに「ゴーヤーの日」の8日、JAあたらす市場で、消費拡大キャンペーン(主催・同実行委員会)が行われた。関係者らが集い「ゴーヤーは、夏ばて防止に効く」などとPR。語呂合わせで1袋「58円(600㌘)」に設定した超特価のゴーヤーは、飛ぶように売れた。
沖縄を代表する野菜ゴーヤーのキャンペーンは「裏ゴーヤーの日」の8月5日まで、県内外で展開される。
セレモニーで岡村幸男実行委員長は、キャンペーンによって宮古島産ゴーヤーの知名度が上がり、消費も増えていくよう祈念。
仲宗根盛和・県宮古農林水産振興センター所長は「ゴーヤーの持つ熱に強いビタミンCと苦味成分であるモモルデシンの存在は特筆すべき。モモルデシンは肝機能を高め、胃腸を刺激して食欲を増進させるといわれている」と機能性を評価。
長濱政治副市長は、宮古島産ゴーヤーの品質は高く評価されているとした上で、一層の生産拡大に期待した。
伊志嶺一之・JAゴーヤー生産部会長は「宮古島市がゴーヤーの拠点産地に認定されてから5年目。ブランド化に向け、品質の全体的なレベルアップに努めていきたい」と意欲を見せた。
特価のゴーヤーは1400㌔、2300袋分を準備した。ゴーヤーが山積みされた商品台の周りは、黒山の人だかり。われ先にと買い求めていた。
62歳の女性は「ゴーヤーはチャンプルーと天ぷらに向く」と我が家の料理を紹介。60歳代の女性は「卵とじにするとおいしい」と話した。
この日は、東京でもJAと県の連携によるキャンペーンが行われた。首都圏における長年のキャンペーンもあり県産ゴーヤーの消費は年々拡大。宮古産ゴーヤーの生産も右肩上がりに伸び、2010年度の生産量は400㌧、販売額は1億9600万円に達した。