安全で住みよい島に/春の交通安全
出発式で宣言文採択
春の交通安全運動出発式(市交通安全推進協議会など主催)が11日、関係各機関から多数が参加し、市中央公民館で開かれた。出発式では参加者全員で「悲惨な交通事故を1件でも少なくし『交通事故のない、安全で住みよい宮古島市』を実現する」との宣言を採択した。
今年度は「見えますか 小さな子ども 大きな命」をスローガンに、期間終了の20日まで運動を展開する。最終日を「交通事故死ゼロを目指す日」と定めた。
式典で同推進協会長の下地敏彦市長が「宮古島署、地区交通安全協会など関係機関や団体と一体になって地域に密着した運動で、安全な街づくりに取り組みたい」とあいさつした。
宮古島署の照屋隆副署長が「県は飲酒絡みの人身事故全国ワースト1を21年連続して更新している。飲酒運転は犯罪であるという意識付けを強力に取り組んでいくことが求められる」と述べた。
出発式の冒頭、参加者全員で交通事故の犠牲者に黙とうを捧げた。
宮古島署によると今年は5月6日までの交通違反摘発件数が852件で、うち飲酒運転は29件。
期間中は市推進協、宮古島署など関係機関は交通安全啓発のチラシ配布や広報車を使って市内一円で交通安全の呼び掛けを行う。