被災地の早期復興願い熱演/チャリティー芸能イベント
19団体200人が出演
東日本大震災チャリティー芸能イベント「ワイドー東北!ワイドー日本!」(主催・宮古芸能団体チャリティー実行委員会)が15日、マティダ市民劇場で開催された。
イベントには琉舞、民謡、日舞、洋舞、太鼓などで活動する19団体、総勢約200人が出演。熱のこもった歌や踊りを披露し、被災地の早期復興を願った。
開演前には、今回の震災で亡くなった人たちに対する黙とうが行われた。
第一部は、徳八流太鼓下地キミ研究所の「松竹梅」で幕開け。主催者あいさつで、平良重信実行委員長は「震災後、被災地のために何かできないかと思っていた。自分たちにできるのは芸能を通して被災地を元気づけることだと思い、このイベントを企画した。宮古からワイドーの気持ちを届けたい」と述べた。
舞台では、踊りのほか、琴や三線の演奏などが行われ、訪れた人たちは各種演目を楽しみながら被災地の復興を願った。
今回のイベントで、出演者に対する出演謝礼などはなく、交通費(タクシー、伊良部~平良を結ぶ旅客船の往復船運賃など)もすべて出演者が負担。イベントの収益は、被災地に届けられる。