宮古2企業が「まちの駅」登録
「ほりかわ」「旅倶楽部」に認定証
人と人の出会いと交流をサポートする街の情報受発信の拠点「まちの駅」に、宮古の2企業が登録された。16日午後、沖縄まちの駅連絡協議会の赤崎隆三郎事務局長が「ウォーターショップほりかわ」と「宮古旅倶楽部」の代表に認定証を伝達した。両企業は今後、休憩をはじめ案内、交流、連携の各機能を提供しながら情報のネットワークを構築し、地域全体の活性化に努める。来月6日には、両企業を含めた複数の企業がまちの駅ネットワーク宮古島を立ち上げる。
まちの駅は、もてなしの地域づくりを推進することが狙い。登録した企業・店舗はトイレや無料休憩スペースを提供。店員らは「まちの案内人」を務めて宮古島を案内し、地域と来訪者の出会いと交流もサポートする。情報のネットワークを構築するため、まちの駅間における情報交換を徹底し、来訪者をもてなす地域を目指す。
まちの駅登録によるメリットは他企業・施設との新しい関係の構築や社会的な評価が挙げられる。来訪者の往来増加に伴うビジネスチャンスの拡大をはじめ、駅間の連携によるさまざまな情報の入手も可能となる。
全国のまちの駅設置数は、2010年度現在で1650カ所。
宮古の2企業に認定証を伝達した赤崎事務局長は、離島では初めての登録を強調した上で「宮古のやり方が全国のモデルになれば良いと考えている」と期待を込めた。
ほりかわの堀川政憲代表は「一人でも多くの人にまちの駅に賛同してもらいたい」と多くの企業に会員登録を呼び掛け。「まちの駅に登録し、『地域おこしをしたい』という人が増えることを期待している」と話した。
まちの駅は、各種機能を提供できる企業であれば、個人でも団体でも登録が可能。問い合わせは、まちの駅連絡協議会の赤崎事務局長(電話090・7155・3709、eメールaka_ryu2332@yahoo.co.jp)まで。