大神島を「自然水族園」へ
潮だまりを潜水調査
大神島をまるごと「自然水族園」にする構想を打ち出している野生水族繁殖センター(神奈川県)の廣崎芳次代表らが17日、水族園の柱となる潮だまりに潜って調査した。廣崎さんは「水深が深くよどんでいるので、熱帯魚の生息には適さない。浅くすべき」と今後市に協力を求めていく認識を示した。
大神島プロジェクト2011の一環。水族園の柱となるのは島と一周道路の間に挟まれた潮だまり。この潮だまりは道路の下に埋設されているマンホールを通して海水が交流。満潮時には海水が入り、干潮時には潮だまりとなる。
構想では、本土から訪れる子どもから大人までが潮だまりで、カラフルな熱帯魚と戯れて楽しんでもらうというもの。人の流れで大神島を活性化し、全国へ発信する計画。
この日は、プロジェクトの会員である水作(東京都)の小川創市社長、沖縄まちの駅連絡協議会の赤崎隆三郎事務局長、アクアグリーンの真榮城忠之社長、吉信産業の仲間房枝代表らが同行した。
真榮城社長は、プロジェクトの一環として大神島住民27人に種子から育てたヤブツバキの苗木本を寄贈。また大神自治会(久貝初男会長)にヤブツバキの挿し木から育てた苗木150本を贈った。
真榮城社長は「大神島をツバキの島にしたい」と語り、今後のヤブツバキ植樹に意欲を示した。
参加者らは小雨が降る中、ヤブツバキ記念植樹を行い成長を願った。