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2011年5月24日(火)9:00
奉納相撲で豊漁祈願/平良島尻
伝統の竜神祭に住民総出
平良島尻の竜神祭が22日、同地区のキバナイで行われた。男たちが奉納相撲を取り、向こう1年間の豊漁と航海安全を祈願した。
島尻自治会の役員らが早朝からキバナイ周辺の草刈りと清掃作業を行った。午前10時になるとキバナイの拝所で航海安全と五穀豊穣を祈願した。
自治会の宮良保会長は「毎年天候に左右されるが、今年は晴天に恵まれた。竜神祭は村が誕生した当時から続けられている大切な伝統行事。これまで守り継いできた先人に感謝するとともに、航海の安全を祈願しよう」とあいさつした。
この後子どもたちが元気よく相撲を取って力比べをした。住民の大声援を受けながら伝統行事の醍醐味を満喫していた。大人の男も登場し、それぞれ真剣勝負の相撲を披露して会場を湧かせていた。
島尻の竜神祭は数百年の歴史を持つ伝統行事。毎年旧暦の4月に行われており、代々受け継がれてきた。