道路の改善求める声多い/10年度市民相談件数
年間288件、3割は島外
2010年度(10年4月~11年3月)に宮古島市に市民から寄せられた苦情や問い合わせは前年度に比べ81件増の288件で、内容は道路補修や街路灯の修理、雑草除去が多くを占めた。約3割に当たる80件は島外からの問い合わせで、観光パンフレットなどの資料請求が多かった。市民生活課(島尻強課長)がこのほどまとめた。
市は、市民からの苦情や問い合わせの「たらい回し」を防ぐため、市民生活課に窓口となる「すぐやるチーム」を設置。相談内容に応じて各担当課や関係機関と連携しながら、市民サービスの向上につなげている。
相談の主な内容は「道路の水溜まりの改善」「カーブミラーの設置」「雑草除去」など、道路の改善を求めるものが多かった。「犬や猫の糞をなんとかしてほしい」「放置車両を撤去してほしい」など、マナーに関する苦情も寄せられた。
一方、島外からの相談は「宮古に行きたいが交通手段を教えてほしい」「地図や名所、旧跡があるパンフレットがほしい」など、観光関連についての事前の情報収集が多かった。
借金に関する悩みや土地の境界問題など、対応に法律の専門性を要する場合は、市役所内の特設会場で実施される法務相談などへ紹介しているという。
苦情や問い合わせなどの連絡手段はメールが149件と最も多く、電話78件、来訪60件などとなっている。
市の行政に対する苦情や相談、問い合わせは市民生活課市民相談係(電話72・3751、内線156)まで。