てんかんについて学ぶ
発達障害児支援保育士講座
市内保育所の保育士を対象とした「発達障害児支援保育士スキルアップ講座」(主催・宮古島市)が27日、市役所平良庁舎で行われた。琉球大学の緒方茂樹教授が「てんかん、染色体異常」のテーマで講話し、子どもの障害については子どもを中心とした保護者、医療、教育分野との密接な連携の重要性を訴えた。
この講座は琉球大学の協力を得て、市内の保育士9人を対象に全7回の日程で琉球大学と宮古島市で開催している。
緒方教授は、てんかんの発作時の転倒に伴う外傷に注意を呼び掛け、学校や教室内の環境づくりなどについて配慮を求めた。
発達障害児への対応については、近年その相談や支援のニーズが高まりつつある。この講座は、保育現場で実際に接する保育士に実戦的なノウハウを習得してもらうことを目的に開催している。
今回は東、北、馬場、上野、砂川、下地、伊良部、佐良浜、西城の9保育所から各1人の保育士が参加し、対応力の強化と向上を目指している。
今後、7、9、11、12月に講座を予定し、最後の講座は12月16日に琉球大学で行われる。