10/30
2024
Wed
旧暦:9月28日 赤口 丁 
社会・全般
2011年6月8日(水)9:00

ウミガメ交尾の季節/平良地区の海岸

周囲に別のカメも、雌めぐる争い?


波打ちぎわでウミガメの雄が雌の背中に乗って交尾しているのが確認された=7日午前8時55分ごろ、平良地区の海岸

波打ちぎわでウミガメの雄が雌の背中に乗って交尾しているのが確認された=7日午前8時55分ごろ、平良地区の海岸

 7日朝、平良地区の海岸でウミガメが交尾して泳いでいるのを、ウオーキング中の女性が見つけた。雌の背中に乗り、波打ち際まで来たウミガメは、しばらくして沖の方へ向かい見えなくなった。周囲には別の2匹のウミガメも確認され、専門家は「雄が争って雌を追い掛けたため、波打ち際まで逃げてきたのではないか」と話している。


 ウミガメの生態に詳しい佐渡山安公さんによると、交尾していた個体はアカウミガメとみられる。雄の甲羅の長さは約70㌢で、雌は雄より一回り大きい。「サンゴ礁近辺で交尾は見られるが、砂浜近くで見られるのは珍しい」と話した。産卵シーズンで7、8月がピークになるという。

 NPO法人屋久島うみがめ館代表の大牟田一美さんは「交尾の季節になると一匹の雌をめぐって数匹の雄が争うのはよく見られる。雄はいったん雌の背中に乗るとツメを甲羅に引っかけるのでなかなか離す事ができない」と説明した。この時期はダイバーが雌のウミガメに間違えられ、雄に後から抱きつかれるケースもあるという。

 見つけた女性は「最初は流木が浮いていると思った。『バシャ』という音がしたので見ると、大きなウミガメだったのでびっくりした。子ガメが親ガメの背中に乗っていると思った」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

2024年10月12日(土)9:00
9:00

広島から初のチャーター便/JTA

ツアー客112人来島   日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する広島-宮古チャーター便が11日、宮古空港に到着した。ツアー客ら112人が2泊3日の日程で宮古観光を満喫する。同社によると11月は広島を含め4地域からチャーター便が就航するという。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!