被災地での体験報告/市社協主催
西さん(県ボランティア市民活動支援セ)ら現地で活動
「学校・地域・社協の連携で豊かな活動を育むボランティア活動」をサブテーマにした市社会福祉協議会(川満省三会長)主催の市ボランティア連絡会が17日、城辺の市社会福祉センターで開かれた。市民ら約50人が参加。東日本大震災の被災地へ出向したボランティア2人が目で見、感じたことを全員で共有した。今後のボランティア活動に生かしていくことを確認した。
大震災後、現地入りした県ボランティア・市民活動支援センターの西智子さんが「被災地へ出向き見たこと、感じこと」と題して発表し、市生活福祉課地域福祉係の砂川英之さんが、現地の状況などを発表した。
西さんは「被災者主体の支援とは『泥を見ずに人を見る』(被災者に寄り添うこと)が大事。壊れた物でも被災者にとっては捨てきれない思い出がある」と被災者への思いやりの心を強調した。
西さんは「大震災・災害の特徴は、地震・津波、水害、地震、原子力発電事故が折り重なっている。余震・原発事故など経過中で、先が見えない」と強調した。
西さんは災害時のボランティア活動の視点として▽自発的な意志と責任による活動▽基本は自己完結▽安全に心掛ける▽現地の災害ボランティアセンターへの登録▽自分の想いを仲間と振り返ろう▽被災者主体の活動-と挙げた。