社会・全般
2011年6月29日(水)9:00
民家の庭で甘い香り
サガリバナ咲く/平良下里
市平良字下里の民家の庭でサガリバナ(サガリバナ科)が咲き、周囲に甘い香りを漂わせている。枝先からひも状に垂れ下がった薄ピンク色の花柄は、今週いっぱいが見ごろ。
このサガリバナは砂川弘さんが栽培しており、15年前に沖縄本島に住む弟から譲ってもらった。鉢植えから育てたが、今では3㍍ほどの大木になった。周囲を湿った状況にする以外は特に手入れはしないという。
砂川さんによると、今年は雨が多く開花に適した環境条件となり7年ぶりに花を咲かせた。「きょう咲くか、あす咲くかと思うと胸がわくわくする。開花は感動ものです」
夜が明けるとともに、花びらが散ってしまうことから「一夜限りの花」といわれる。
常緑の小高木。開花時期は6~8月。奄美大島以南の沖縄、宮古、八重山などに分布する。
観賞したい人は砂川さん(電話72・4813)まで。