04/12
2025
Sat
旧暦:3月14日 仏滅 庚 
社会・全般
2011年7月13日(水)9:00

救命胴衣着用し高台に/池間幼小中

津波想定し避難訓練


救命胴衣を着て高台に向かい足早に移動する児童生徒ら=12日、池間島

救命胴衣を着て高台に向かい足早に移動する児童生徒ら=12日、池間島

 池間幼小中学校(下地政昭校長)で12日、全校生徒41人と教職員が参加して、授業中に地震が発生し、津波の恐れがあるという想定で避難訓練が行われた。午前10時40分、地震発生の緊急校内放送で、各クラスの生徒たちは机の下に避難。揺れが収まるのを待って、救命胴衣をかぶって頭部を守りながら一斉に避難した。


 学校の西側にある池間集落内の高台に約6分で避難した。避難場所の標高は約10㍍。県の防災計画で想定しているマグニチュード7・4の石垣島東方沖地震が起きた場合、宮古島への津波到達は約10分後と想定している。

 訓練に参加した市防災・危機管理係の川満秀海主幹は訓練後に「てきぱきと行動し、緊張感を持って足早に避難できた。大変良かったと思う」と講評した。

 下地校長は「命を守るための訓練なので、真剣に行動することが大切。避難しながら少し話し声が聞こえたこと以外は大変良くできた」と話した。

 同中生徒会長の奥濱貴君(2年)は「移動中に話をしたことを反省している。次はやらないようにする」と訓練の感想を述べた。

 池間幼小中は海沿いで標高80㌢の所にある。3月11日の東北地方太平洋沖地震発災後、これまでプールの倉庫に保管していた救命胴衣を各クラスに常備するなど、防災・減災の対応に努めている。

 下地校長は「海が近いという特殊な条件の学校なので、発災時にはきちんと避難ができるように毎年訓練を実施したい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

2025年4月10日(木)9:00
9:00

登録地域法人に認定/観光協会

国からの支援豊富に   宮古島観光協会(吉井良介会長)の役員らが9日、市役所で嘉数登市長に「登録観光地域づくり法人(登録DMO)」に追加認定されたことを報告した。観光庁をはじめとした関係省庁による各種支援メニューが受けられる。嘉数市長は「宮古島観光の…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!