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社会・全般
2011年7月13日(水)9:00

宮古島から被災地応援

エールポスター 仙台の小学校へ/西里さんら作成


届けられたポスターが西多賀小学校に送られたことを伝える手紙と贈呈時の写真、新聞記事のコピーを手にする西里さん=12日、アートスペース アキュリア

届けられたポスターが西多賀小学校に送られたことを伝える手紙と贈呈時の写真、新聞記事のコピーを手にする西里さん=12日、アートスペース アキュリア

 絵画教室「アートスペース アキュリア」を主宰する西里恵子さんと同教室に通う小学生20人が作成した東日本大震災被災者を応援する「エールポスター」がこのほど、西里さんの姉の知人の知人に託すという、人と人とのつながりによって、仙台市内の小学校へ届けられた。西里さんは「受け取ってもらえただけで奇跡のよう。喜んでもらえたと聞き感動している」との思いを語った。


 西里さんと子どもたちは「絵でできる何かをしたい」との思いから約3週間かけエールポスターを作成。日本赤十字社を通して被災地へ送ろうとしていたが、救援物資の品目に該当しないとして断られ、届ける手段がなくなっていた。

 そんな時、宮古島に訪れていた埼玉在住の西里さんの姉が仙台出身の知人に相談。その知人からさらに仙台在住の知人を紹介してもらい、その人へポスターと、西里さんの母が折った千羽鶴を送り、寄贈先を探してもらった結果、震災で校舎が被災した仙台市の西多賀小学校へ6月23日に届けられた。

 遠く宮古島から被災者を応援するポスターが届いたニュースは全国紙の地方版などでも報道された。贈呈されたときの写真と新聞記事のコピーとともに、西多賀小学校へ送られた知らせを今月7日に受け取った西里さんは「誠意ある受け取られ方をしていたことが分かり、感動した。エールを送ったつもりが逆に喜ばせてもらった。これを機に、両市の子どもたちの交流がスタートするとうれしい。東北が復興したら西多賀小学校を訪れたい」と語った。


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