完全終了まであと3日/アナログ放送
臨時コーナーに相談相次ぐ
テレビのアナログ放送完全終了まであと3日。24日正午になると、完全にデジタル放送に切り替わる。宮古島市役所平良庁舎に設置されている臨時相談コーナーには今月に入って連日多くの市民が訪れ、各種相談を持ち掛けている。同コーナーの担当者は「まだ多くの世帯がデジタル放送に対応していない。分からないことがあればすぐに連絡してほしい」としている。
地上デジタル放送は、受信機(テレビ)をデジタル対応に買い替えるか、専用のチューナーを取り付けるなど受信環境を整えなければ視聴できない。
国や県では地デジ機器の購入に関する各種支援を実施している。国は非課税世帯に専用のチューナーを無償で貸与、県は地デジ機器購入費の一部を負担するなどしてそれぞれ県民の負担軽減に努めている。
臨時相談コーナーには各種支援制度の確認のために訪れる市民が多い。一方で地上デジタル放送の概要をはじめ、「何をどうすれば良いのか」といった基本的な質問で来庁する市民も後を絶たないという。
担当者は「宮古地区ではまだ地デジ化をしていない世帯が多い」と指摘し、現状のままではアナログ放送が終了する24日に一部で混乱が起きると想定。「分からないことや疑問があれば気軽に電話してほしい」と呼び掛けている。
アナログ放送が終了する24日は日曜日だが、「地デ~ジ支援し隊」のメンバーが同庁舎に待機して市民の相談に応じる。
地上デジタル放送に関する問い合わせは、地デ~ジ支援し隊(電話098・951・2700)か、デジサポ沖縄(電話098・993・1002)まで。