岩手の同名姉妹校に応援幕/宮工生徒会、早期復興願う
生徒全員がメッセージ
3月11日の東日本大震災で大きな被害を受けた姉妹校の岩手県立宮古工業高校を元気づけようと宮古工業高校の生徒会(與那嶺拓也会長)はこのほど、全校生徒がメッセージを記入した応援幕を完成させた。生徒会のメンバーが2日、応援幕を披露し、被災地の早期の復興を願った。
会長の與那嶺君は「岩手県の宮古工業高校とは最近交流が途絶えていたが、これを機にこれまで以上に交流を深めていけたらうれしい。今回の応援メッセージだけでなく、岩手県側の要望を聞いて私たちにできることであればなんでも支援していきたい」と述べた。
完成した応援幕は横2㍍縦1㍍。中央に「がんばれ宮工」の文字が書かれ全校生徒273人の早期復興を願うメッセージが書き込まれている。
今回の取り組みは、生徒会のボランティア担当の仲間彩雲さんと石垣拓哉君の2人が中心となって作業を進めた。
2人は「大変だったけど完成できて良かった。このメッセージで被災した生徒たちが元気になってくれればうれしい」と述べた。
この応援幕は東北地区で開催中のインターハイに出場する生徒に同行する同校の教諭が6日か7日に同校に訪れて手渡す予定。