ゲームや踊りで交流/板倉区と城辺の児童たち
交流事業で22日から来島している新潟県上越市板倉区の児童8人が23日、城辺小学校を訪問し、同地区内にある四つの小学校の児童と交流を深めた。児童たちは笑顔いっぱいの表情でゲームや踊りを楽しんだ。
はじめに、城辺小児童会長の西里吏央君が「皆さんと会えるのを楽しみにしていた」と歓迎。「短い期間だけど思い切り楽しみ、たくさんの思い出を作ってほしい」と呼び掛けた。
板倉区の児童を代表して豊原小6年の布施遥奈さんが「宮古島で、人頭税や中村十作のことをもっと知りたいと思う。きれいな海で泳ぐことも楽しみ。たくさんの友だちも作りたい」と話すとともに、城辺の児童の歓迎に感謝した。
板倉区学校紹介の後、城辺小の児童がエイサーを披露し、勇壮な踊りで板倉区の児童の目をくぎ付けにした。仲間を集めるゲームも行われ、参加した児童たちは自然に手をつないで交流を深めていた。交流会の後、板倉区の児童たちはイムギャーに移動し、海の色に驚きながら海水浴を楽しんだ。
交流事業に伴う板倉区の児童の宮古島滞在は25日まで。きょう24日は自由行動となっている。
この交流事業は18年前にスタート。宮古島の人頭税廃止運動に尽力した旧板倉町出身の中村十作の功績をたたえ、後世に伝えることを狙いに行われている。