飲酒運転の根絶誓う/秋の全国交通安全運動
関係者集い出発式
秋の全国交通安全運動出発式(主催・宮古島市交通安全推進協議会)が20日、県宮古合同庁舎で開かれた。関係団体の代表者らが参加。交通安全思想の普及・浸透を図るとともに、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止に努めることなどを誓った。
出発式後の車両パレードでは、南西楽園リゾートの協力を得て人気ゲームキャラクターのマリオとルイージのほか宮古
島まもる君らがマリオカートで参加。
パレードでは、沿道の子どもたちから大きな声援を受けたほか、東幼稚園、花園幼稚園などに停車し園児たちに交通ルールを守ることの大切さを呼び掛けた。 同運動は今月21日から30日まで。運動のスローガンは「一瞬の無理と油断が事故のもと」。
運動の重点は①夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止②全座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用徹底③飲酒運転根絶④二輪車の交通事故防止-の4項目。
出発式では、主催者を代表して下地敏彦市長(代読)は「飲酒運転の根絶と交通事故のない住みよい街づくりに関係機関一体となって取り組むので、市民の皆さんも協力してほしい」とあいさつした
激励のあいさつでは、宮古島署の島袋令署長が「今年は飲酒運転の検挙者が増加している。特に早朝の検問での検挙者が多い。違反者の中には『警察はやりすぎだ』など飲酒運転に対する規範意識が欠如していると思えるような声もある。飲酒運転に対する意識をしっかりともって地域で根絶に取り組もう」と呼び掛けた。
そのほか、愛×愛が歌を披露したあと交通安全宣言を行った。
宣言では、酒を飲んだら運転しない▽二日酔いになるまで深酒しない▽酔いつぶれて路上寝をしない▽うっかりぼんやり運転をしない▽交差点では必ず止まって安全確認をする-と決意表明し、事故のない平和な社会と飲酒運転の根絶を訴えた。