最優秀賞に砂川雅子さん/交通安全意見発表大会
飲酒運転根絶訴え/高齢者が「マナー守ろう」
交通安全意見発表大会(主催・宮古島市老人クラブ連合会、宮古島警察署など)が25日、平良老人福祉センターで行われた。同クラブの各支部や宮古島市(地区)婦人連合会の代表5人が登壇。高齢者の交通事故防止や酒気帯び運転の根絶などをテーマに体験談を交えながらそれぞれの意見を発表した。審査の結果、「命の絆を大切に」と題して発表した同婦人連合会の砂川雅子さんが最優秀賞に輝いた。
この大会は、高齢者の関係する交通事故が増加している中、高齢者が安心できる交通社会と、意見発表を行うことで高齢者自身の自覚を促し、交通安全思想の普及・高揚を目的に毎年実施している。
最優秀賞に輝いた砂川さんは、7年前から小学校と中学校の門前で交通安全運動を行い早朝から子どもたちとの触れ合いを通して感じたことや、飲酒運転の根絶を目指し交通安全教室の受講義務付けなどを訴えた。
最後に砂川さんは「私は命の絆の大切さを多くの子どもに知ってもらいたい。そのことを後世にバトンタッチしたい。車社会だからこそ、しっかり交通マナーを守っていこう」と呼び掛けた。
そのほか、砂川江美子さん、糸満和夫さん、平良恵雄さん、川満光江さんは優秀賞を受賞した。
あいさつで宮古島署の島袋令署長は「宮古島署管内では2007年から10年までの4年間で12人が死亡事故で亡くなり、そのうち8人が高齢者だった。是非、きょうの発表会を通して交通安全、交通ルールについて意識を高めてほしい」と訴えた。
そのほか、宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長、市老人クラブ連合会の上里寛昌会長もあいさつを行い高齢者の関わる交通事故防止に向け、意識の高揚を呼び掛けた。