西東公民館落成を祝う/城辺
住民交流の場に期待
7月29日に竣工した城辺西東地区の農業活動拠点施設・西東公民館の落成式(主催・西東自治会)が25日に開かれた。自治会役員や地域住民、工事に携わった関係者らが多数、出席し、新公民館の完成を盛大に祝うとともに、工事への功労者に感謝状が贈られた。
これまであった公民館の老朽化に伴い、村づくり交付金事業の一環として建て替え工事が行われた同公民館。事業
費は7546万5000円で、そのうち70%は国、15%は県の補助、市は10%、地元も5%を負担した。敷地面積は1137平方㍍、延べ床面積は281平方㍍。大会議室や小会議室、放送室や調理実習室、倉庫などのほか、施設屋上には太陽光発電システムの設置された。
落成式式典では、同公民館建設委員会の松長博義会長が「公民館建設、何としても作りたいという地域住民の強い意志の下、少しずつ予算を積み立てていった皆さんの協力で行うことができた。市や県の支援にも感謝している。今後とも自治会への協力をお願いします」とあいさつ。その後、工事関係者や高額寄付者らに感謝状を贈った。
来賓祝辞では、宮古島市の下地敏彦市長が「営農にかかる会議や集落行事、自治会の交流の場として活用してほしい」と呼び掛けたほか、宮古農林水産振興センターの松元茂農林水産整備課長は「地域活動の拠点として活用することが、さらなる農業の振興などにつながると思う」などとする同センター仲宗根盛和所長のあいさつを代読した。
式典に引き続き行われた祝賀会は、福里ます自治会長らによる「トーガニアヤグ」で幕開け。市議会の下地明議長の「宮古の農業拠点地域として発展することを祈念して」との音頭に合わせ、参加者全員で乾杯し、公民館落成を祝うとともに地域のさらなる振興を願った。
ステージでは地域の老人クラブや婦人会、青年会、こども会、棒振り保存会らがさまざまな余興を披露し、祝の席を盛り上げた。