教育・文化 社会・全般
2011年10月8日(土)9:00
五穀豊穣を祈願/西原ミャークヅツ
男衆400人がパレード
平良西原のミャークヅツのパレードが7日午後、男衆約400人が参加して、仲間御嶽前を出発した。五穀豊穣や自治会旗、日の丸の旗を立て「うやきーゆなうらしよー(裕福な世にしてくれよ)」とはやしながら集落内の目抜き通りを練り歩き、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願した。沿道には観光客や地元の子どもたちが大勢集まり、中には一緒にクイチャーを踊る子どもの姿も見られた。
「ジャー(座)」と呼ばれる広場に到着した後、前年のミヤークヅツ以降に誕生した新生児53人がマスムイ行事で神に報告されたとマスムイウヤが披露した。
参加者たちはジャーで輪になり「ヒヤサッサ」と掛け声を掛けながら豪快にクイチャーを踊った。熱気に包まれたジャーでは、今年の一年生(数え年50歳)12人が角力を奉納。技が決まると会場からは大きな拍手や歓声が湧いた。
この日の最後は参加した男衆らが再びクイチャーを踊り締めくくった。