還暦記念し松の木植樹/来間中28期卒
来間中28期卒(1967年卒業、22人)は9日、還暦を記念して母校のグラウンドに松の木を植えた。本土や沖縄本島からも駆け付け、久し振りに再会する仲間たちと絆を深めた。
「還暦を記念して地元で集まろう」。半年前から、国仲富美男さんと保良栄成さんが地元を離れて住んでいる同級生たちに呼び掛けた。
記念植樹には、地元の伝統行事「ヤーマスプナカ」で里帰りした人たちも含め男女11人が参加。還暦の意味を表す赤色のタオルを首に掛けて、昔の遊び場だったグラウンドの一角に松の木3本を植え、土をかぶせた。
同校校長でもある国仲さんは「久し振りに再会する人もいて、ボーチラ(わんぱく)だったころを思い出す」と懐かしそう。大阪から参加した川本(旧姓・新城)典治さんは「小さい島で生まれ育ったので、同級生の絆を深く感じる」と話した。
この日の記念植樹に参加できなかった東京在住の一丸(旧姓・来間)勝子さんから、来間小中に子ヤギ1匹が贈られた。弟の来間正博さんから子ヤギの手綱を手渡された国仲校長は「学校で大事に飼育していきたい」と思わぬプレゼントに大喜びしていた。