輪回し競走に四苦八苦/池間学区老人クラブ運動会
第33回池間学区老人クラブ運動会が10月30日、池間小、中グラウンドで行われた。東、寿、豊の三つの会が100㍍走やボール投げ、親子三代リレーなどで競った。玉入れや輪回し競走などの種目には、子どものころを思い出してか、ひときわ大きな歓声が上がった。子や孫たちも応援に訪れ、元気なお年寄りたちの姿に声援を送った
体操で体をほぐした後、熱戦がスタート。60㍍走では女性たちが1位を目指して力走、ゴールインすると両手を高々と掲げて優勝をアピールした。
昔の子どもの遊びを取り入れた輪回し競走では、気持ちとは別の方向に転がる自転車の車輪を、必死になって軌道修正する様子が会場の笑いを誘った。
競技の進行役を務めるアナウンスは、陸上競技大会の実況中継さながら。トップを追走する選手には、大声を張り上げて声援を送り会場を沸かせた。
この日は、1988年に運動会を主催する老人クラブに優勝旗を寄贈した伊良波金三郎さん(90)も参加。20年余り経っても色あせない優勝旗に周囲からは「高価な優勝旗だった。歴史が感じられる」と改めて伊良波さんの厚意に感謝していた。
運動会には数え60歳以上の男女約100人余りが参加。糸満和夫会長は開会式で「一人一人の若々しく躍動に満ちた元気な姿は、必ずや子どもや孫、島の人々に感動と元気を与えるものと信じている」とあいさつした。