市診療所に移行/休日夜間1次救急
新宮古病院開院向け審議
宮古島市休日夜間救急診療所運営委員会委員への委嘱状交付と、2011年度第1回運営委員会が2日夕、同所で開かれた。委員長には、宮古病院副院長の本永英治氏を選任。委員会では、2013年5月開院予定の新宮古病院に同診療所が併設された以降の1次救急医療は基本的に同診療所が担う方針を確認した。
本永委員長は休日・夜間の1次救急医療の中心を同診療所へ移行する理由に①医療従事者の負担平準化②救急診療の待ち時間短縮-を挙げた。
宮古病院では夕方、急患が混む傾向にあり、発熱などの軽症患者は数時間待たされるケースもあるという。
審議では、同状況の解消のため新病院の完成を待たずに診療所の業務開始時刻を現行の午後6時から同5時に前寄せする案を了承。事務局は同案を来年の市議会3月定例会に諮り、4月にも施行したい考えを示した。
新宮古病院開院後の診療所の各種検査は、同病院の設備を使用する。新病院と診療所の薬剤は、同じ銘柄に統一する。
新委員は次の通り。
【委員長】本永英治(宮古病院副院長)【副委員長】仲宗根正(宮古福祉保健所長)【委員】藤川栄吉(宮古島市休日夜間救急診療所長)▽知念一(宮古病院地域救命救急科部長)▽比嘉冨二(宮古地区医師会理事)▽川満正啓(宮古地区薬剤師会長)▽友利広美(沖縄県看護協会宮古地区長)▽島尻清子(宮古島市地区婦人連合会長)