心の健康フェスタにぎわう
精神保健福祉普及月間の一環
2011年度宮古地区こころの健康フェスタ(主催・宮古地区精神保健福祉普及月間実行委員会ほか)が6日、市中央公民館大ホールで開かれた。市内の精神障害者支援施設利用者や関係者、一般市民らが参加。園児や婦人会などが披露する歌や踊りを楽しんだ。フリーライターの山城紀子氏による講演や作品展の表彰式、各施設による物販なども行われ、会場は多くの人でにぎわった。
今年度の宮古地区精神保健福祉普及月間は「健康こそ私の太陽、生きていることが喜びにつながる」をスローガンとして今月1日から展開されている。その一環として開催された同フェスには、施設の利用者や職員、一般市民ら多数が来場した。開会式では主催者を代表して宮古福祉保健所の仲宗根正所長が「たくさんの舞台発表が用意されているほか講演会や作品展示なども行われている。最後まで楽しんで、多くの人と交流を深めてほしい」とあいさつ。真喜屋精神・神経科医院の真喜屋浩院長、宮古島人権擁護委員協議会の神里清春会長、宮古地区婦人連合会の島尻清子会長がそれぞれ激励の言葉を述べた。
舞台では、おおぞら保育園の園児が歌を、婦人連合会と人権擁護委員協議会のメンバーは踊りを、高校生グループはブレークダンスを披露。参加者によるカラオケ大会も行われた。
山城氏は、「心を病む人の取材を通して見えたこと」をテーマに講話。来場者は真剣な表情で聞き入っていた。
今月1日から4日まで市役所平良庁舎で開かれていた精神障害者作品展の審査結果の発表と表彰式も行われた。結果は次の通り。(敬称略)
▼手芸部門【金賞】久貝弘三(宮古病院デイナイトケア)【銀賞】垣花恵子(地域活動支援センター若葉)【銅賞】野作金永(宮古病院デイナイトケア)
▼書道部門【金賞】伊佐弘芳(地域活動支援センター若葉)【銀賞】盛島昭人(くこりもや)▽伊佐和貴(同)
▼絵画部門【金賞】橋本直子(ふれあいプラザ宮古)【銀賞】山里景春(宮古病院デイナイトケア)【銅賞】砂川真由美(地域活動支援センター若葉)
▼木工陶芸部門【金賞】豊見山享(地域活動支援センター若葉)【銀賞】漢那満広(同)▽仲宗根昌輝(くこりもや)
▼写真部門【金賞】下地一義(地域活動支援センターやすらぎ)【銀賞】根間克也(くこりもや)【銅賞】与那原文弘(同)
▼ポスター部門【あぱらぎ賞】粟国恵(地域活動支援センターサシバ)
▼標語部門【まいふか賞】前泊洋子(地域活動支援センターサシバ)