11/24
2024
Sun
旧暦:10月24日 先負 壬 
政治・行政 社会・全般
2011年11月12日(土)9:00

管内でツツガムシ病発生/宮古福祉保健所

市民に予防策を呼び掛け


 宮古福祉保健所は10日、保健所への届出が必要とされている四類感染症の一つツツガムシ病に感染した患者が同所管内で確認されたことから発生情報を発表。注意喚起をするとともに予防策を講じるよう呼び掛けている。


 ツツガムシ病は、山野や畑、草むらなどに入り病原体を保有するツツガムシ(ダニ)に刺され感染する。人から人への感染はない。潜伏期は5~14日で、症状としては38度以上の高熱、リンパ節腫脹、発疹など。日本では北海道を除く全都道府県で患者を確認、ここ数年では毎年300~400人が報告されている。県内では2008年7月、10年6月、今年8月に各1例の報告があり、今回が4例目で、いずれも宮古福祉保健所管内で確認されている。

 今回、確認された患者は30歳代の男性で、保健所では山野、雑木林で感染したものと推測している。

 男性は10月25日に発熱、頭痛で市販の感冒薬を服用したが改善しなかったことから28日に診療所を受診。30日には頸部リンパ節腫脹が見られ病院救急室を、11月2日には病院外来を受診し発疹と「刺し口」を発見。ツツガムシ病を疑い入院するとともに刺し口検体の検査を県へ依頼。4日にツツガムシ病であることを確認した。現在、男性の症状は回復に向かっているという。

 保健所では予防法として、畑や草むらに入るときには▽長袖、長ズボン、手袋などを着用する▽肌の出る部分には防虫スプレーを使用する▽作業中に脱いだ上着やタオル、帽子などを草の上に放置しない▽むやみに地面に寝ころんだり座り込んだりしない-などを呼び掛けている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!