教育・文化 社会・全般
2011年11月15日(火)9:00
精神面の充実強調/東海大駅伝監督・両角さん
勝負の心構えについて講話
東海大学陸上部駅伝監督の両角速さんが14日、市陸上競技場で高校生らを対象に講話を行った。両角さんは、勝負する心構えとして▽自分の弱さを知る▽他人の痛みを知る▽弱音を吐かない▽和の心-を挙げ、謙虚さや思いやりの心、忍耐力など精神面の充実を強調した。
両角さんは「高校生は学校生活、授業が一番大事。クラブ活動で記録を出すことがすべてではない。努力に価値がある。社会に出た際に、そのエネルギーが生かせる」と語った。
参加した生徒は「けがをしたときのモチベーションを維持する方法は」と質問。両角さんは「故障すると一番弱い自分が現れる。それが本当の姿。変えるチャンスだと思って乗り切ってほしい」と助言した。
両角さんは当時無名だった長野・佐久長聖高を全国トップクラスに育て上げた名将。全国高校駅伝大会13年連続出場で優勝1回(日本高校記録)、入賞12回の実績を誇る。今年4月から母校、東海大の駅伝監督に就任している。
今回は高校生の選手視察を目的に来島した。陸上関係者の要望を受け、急きょ講話を行った。