平良中正門に新しい門扉
29期卒、卒業30年記念し贈呈
平良中第29期卒(1965年、66年生まれ、272人)は17日、母校に正門の扉(門扉)を寄贈した。卒業30年を記念して贈ったもので、同期会実行委員長の下地政幸さんは「正門は学校の顔であり、私たちも何か形に残るものにしたかった」と話した。
同校卒業生たちは、卒業30年の節目を祝う同期会を開催し、母校に記念品や寄付金を贈呈するのが伝統となっている。
29期卒は10月15日に市内ホテルで同期会を開催。門扉に当てる資金はその時に募ったという。
下地さんによると、当時の建物は体育館しか残っておらず、その体育館も来年には取り壊され移転、新築される。
このため「形に残る記念品を贈ろう」と考え、同校の伊志嶺吉作校長と相談した結果、老朽化していた門扉を新しくすることに決めた。
贈呈式は門扉が取り付けられた正門で行われ、伊志嶺校長は「以前から正門の門扉が気になっていた。門扉は危機管理の上でも大事。これで安心した」と喜んだ。
門扉は観音開きタイプで長さ約6㍍、高さ約1・2㍍。タイヤ付きで開け閉めが楽にできる。色はブルーで「寄贈平良中29期卒」との文字も入れた。