社会・全般
2011年11月18日(金)9:00
手工芸など展示販売/宮古病院でハートフェア
県立宮古病院の第8回ハートフェアが17日、同病院で開催された。利用者約70人(入院患者含む)の手工芸品が展示販売され、病院関係者や一般市民が個性豊かな力作を買い求めた。統合失調症擬似体験コーナーも設置され、多くの来場者に利用された。
病院ハートフェアは、精神保健福祉普及月間の取り組みの一つで、精神保健に対する理解の促進を狙いに毎年開催されている。
開会式で同病院の安谷屋正明院長は「ハートフェアで精神保健を語り合い、絆を深めてほしい。そして精神保健に対する正しい理解と地域ネットワークの充実を期待する」と話した。
利用者を代表して下地いずみさんが「きょうのために作品を作ってきた。温かい目で見てほしい」と来場者に呼び掛けた。
会場にはデイケアナイトの活動を紹介する写真を掲示したほかペン立てや書道作品、携帯ストラップ、小銭入れなど利用者の多彩な手工芸作品を展示。イモてんぷらやアメリカンドッグも販売された。
来場者は展示物を見学しながら気に入った作品を購入。活動の内容を把握しながら精神保健福祉に対する理解を深めた。