初の有料老人ホーム起工/平良下里
総事業費4億円/来年6月に供用開始
宮古では初めてとなる民間有料老人ホーム「アットホームこころ」が18日、平良下里で起工した。来年6月に供用を開始する。同日安全祈願祭が行われ、工事関係者がくわ入れなどで期間中の安全を祈願した。
建設場所は平良と上野を結ぶ県道190号(平良新里線)沿い。敷地は6690平方㍍、建物は鉄筋コンクリート造りの平屋で延べ床面積は1837平方㍍。
居室は37。うち36室は個室(1室は2人部屋)。定員はホームが38人、通所介護が35人となっている。
各個室にトイレと洗面所を設置、浴室は施設内に3カ所。廊下の幅にゆとりを持たせほか、完全バリアフリーも施す。食堂やリハビリ室も完備する。
総事業費は4億円。設置者は株式会社「和」。設計はシモマサ設計、建築・外構は共和産業、電気・機械設備は日進電気土木がそれぞれ請け負う。
施設長を務める下地徹さんは「宮古島市の高齢者は1万2600人だが、540床しかない現存の施設では対応できなくなる」などと指摘。「この施設は個室であるため、利用者のプライバシーが守られる。利用する方々に、『この施設を利用して良かった』と思われるような施設にしていきたい」と話した。