「宮古市に行って来ます」/多良間村の児童・生徒
姉妹交流の一環
【多良間】5日から10日まで5泊6日の日程で姉妹市である岩手県宮古市の子どもたちと交流する多良間小・中の児童・生徒8人が出発を前に2日、村役場に下地昌明村長を訪ね、「行って来ます」と元気にあいさつした。
交流団長の豊見山正教育長は「多良間の心を伝えるとともに、交流の役割をしっかり果たしたい」と述べた。
次いで、児童生徒一人一人が自己紹介しながら、交流学習について抱負を語った。
佐和田舞那さん(中2)は「被災している宮古市の状況なども調べたい」と学習に意欲。仲本真妃さん(小6)は「お世話になる家族や学校のみんなと会うのが楽しみです」と語った。
下地村長は「今現在も復興のさなかであり、その中で迎えて下さる方々に感謝しつつ、体調に気を付けて行って来てください。体験学習の成果を期待している」と激励した。
宮古市と多良間村の姉妹提携は1859年に、多良間島の高穴海岸に漂着した宮古市の善宝丸の乗員を救助し、無事帰還させた史実がきっかけとなった。児童・生徒の相互交流は姉妹交流の一環として1978年から続いている。
宮古市に派遣される児童・生徒は次の通り。
【小学校】本村大和(6年)▽下地丈太郎(同)▽垣花魁良(同)▽安里姫花(同)▽仲本真妃
【中学校】垣花賢人(2年)▽佐和田舞那(同)▽本村穂乃美(同)