公民館を花で彩り/上野地域づくり協
9集落に苗3500本配布
博愛の里上野地域づくり協議会(垣花義一会長)は3日、市上野庁舎前で地区内九つの集落に花の苗3500本、プランターや培養土などを配布した。同協議会は環境美化活動の一環として、上野地区住民の活動拠点になっている各集落の公民館を花で彩ることを目的に実施した。協議会が公民館の環境美化で花の苗を配布するのは初めて。
この日用意された花の苗はコスモス2000本、インパチェンス1500本。今月中旬にはヒマワリの苗2000本も配布する予定。
苗は同協議会が宮古森林組合(代表理事組合長・下地敏彦市長)に申請し、同組合がその趣旨を理解し提供した。
同協議会の根間正三郎事務局長は「市が計画している『宮古花の王国』で地域からも花いっぱい運動を広げていきたい」と述べ、今後も協議会として類似する活動を展開していく意向を話した。
豊原集落の区長で区長会の国仲常夫会長は「初めての試みで、各地区の公民館を花や緑で彩れるのは素晴らしい。とても良い取り組みだと思う」と話した。
千代田区長の冝保定和さんは「集落の活動拠点で人は集まるが殺風景だった。花が咲き、公民館を彩ることができるのはとても楽しみ」と述べた。
同協議会は博愛の里「美ぎ庭」コンテストの審査を25日に予定しており、公共施設と共に、各家庭の庭を花で彩る活動も実施している。上野版「緑の街角賞」ともいえる「美ぎ庭」コンテストでは、博愛の心に彩られた美しい庭を表彰する博愛の里賞のほか、花いっぱい賞、アイデア賞、生け垣美化賞、公共美化賞の表彰を行う。