最優秀賞5人を表彰/高校生健全育成標語
のぼり制作し各校に掲示
宮古地区県立学校PTA連合会と宮古地区高等学校生徒指導連絡協議会は20日午後、高校生の健全育成を推進する標語審査で、最優秀賞を受賞した生徒5人を表彰した。両団体は最優秀賞作品を書いたのぼり約30本を制作、5高校を中心に掲示する。PTA連合会の山里直人会長は「素晴らしい標語。この標語をすべての高校生が見て自分自身の行動を見つめ直す」と標語の完成度をたたえた。
両団体は11月、宮古地区5高校の全校生徒を対象に健全育成に関する標語を募り、「ゆうわくに のまれて飲むな 未成年」と書いた宮古工業2年の伊波翔太君ら各校の最優秀受賞者を決定した。のぼりは五つの標語を使用して作った。
表彰式は宮古高校で行われ、山里会長が賞状を手渡した。その上で「高校生になればいろいろなことが身の回りで起こるが、この標語を見て自分を見つめ直すことができる」と話した。
高等学校生徒指導連絡協議会長を務める宮古高校の川満健校長も生徒たちを激励し「皆さんの標語は心に響く。この標語を全生徒が目にすることで健全育成に対する意識が広がる」と話した。
宮古高校1年の平山幸安君は「飲酒や喫煙は、一度やると続けてしまい、未来を壊してしまう。自分もやらないという気持ちで作品を書いた」と話した。平山君の作品は「一度だけ その一言が 狂わす未来」。
最優秀賞受賞者と標語は次の通り。
伊波翔太(宮古工業2年)「ゆうわくに のまれて飲むな 未成年」▽尾仲綾花(宮古総合実業2年)「身だしなみ あなたの心 見えてくる」▽平山幸安(宮古高校1年)「一度だけ その一言が 狂わす未来」▽池間広寿(伊良部1年)「夜の道 出歩く前に 考えて」▽根間忍(宮古特別支援高等部3年)「目標と夢は ただの飾りじゃない」