お年寄りが外国語レッスン/池間島
海外からの民泊に備え
欧米・中国・台湾からの修学旅行民泊の受け入れに備えようと、宮古島観光協会(豊見山健児会長)といけま福祉支援センター(前泊博美理事長)は23日、池間島離島振興総合センターで外国語勉強会・クリスマス会を開いた。70歳以上の年寄り約60人が参加し、英語のハロー(こんにちは)や中国語のニーハオ(同)をレッスン。来年3月に台湾基隆の中学校・高校の教諭や旅行会社の関係者らが池間島で修学旅行民泊の状況を視察する計画があることから、今後年寄りに外国語を指導していく。
この日の取り組みは、沖縄コンベンションビューローの沖縄修学旅行強化事業「修学旅行新規メニュー開発支援事業」で同協会が支援団体に選定されたことに伴い実施したもの。今月から来年3月にかけて修学旅行新規メニューを造成する。語学学習は英語と中国語(北京語)。来年は、マウイ島からの修学旅行民泊も計画されている
講師は、城辺在住のミザカニ・ダリッシュさんと妻の垣花景子さんが中心になって行った。ダリッシュさんは英語・ドイツ語など5カ国を話せるイギリス出身。
サンタクロースに扮した夫妻らは英語で歌う「ジングルベル」とビートルズのヒット曲「レット イット ビー」を教えた。
前泊理事長は「来年から英語や中国語を話す観光客が池間島に訪れる。外国語を少しずつ覚え、温かく迎え入れよう」と話した。
池間島では、今秋から修学旅行民泊の受け入れがスタート。本土の高校生55人が12軒に分かれて宿泊した。