三線の音に魅せられて/上野三線クラブ
公民館で活動14年
上野三線クラブには、保育園児から60歳代までの幅広い年齢層の男女16人が参加している。毎週水曜の午後8時、市上野公民館に集合。独特の音色を楽しみながら、演奏技術と美声に磨きを掛けている。
結成は1998年。上野村教育委員会(当時)が主催した三線講座がクラブに発展し、14年目を迎える。
講師の宮城育子さんは、三線歴約30年。現在は宮古民謡協会の事務局長も務めている。手話ボランティアとしても活動するため、クラブのあいさつにも手話を取り入れ、普及に努める。
宮城さんの指導を受け、初心者だった参加者も着実に力を付けた。宮古民謡コンクールではグランプリや最高賞を受賞するなど、伝統文化の継承者として成長を続けている。
宮城さんは「一つ一つクリアしていく姿を見るのが楽しい。どんどん教えたくなる」と成長に目を細め、「教えてほしいと人が集まる限り、続けたい」と笑顔で語った。
幼稚園のころから三線を始めたという羽地翔君(下地小4年)は「三線を弾いていると楽しくなる。一番好きな曲は安里屋ユンタ」と笑顔を見せた。
三線歴5年の新里マリアさん(上野中2年)は「ここに来ることを毎週、楽しみにしている。民謡コンクールでグランプリを取りたい」と抱負を述べた。
参加者は次の皆さん。
花城夕梨々▽新里マリア▽石嶺花鈴▽上地静夏▽羽地翔▽横田佳奈▽宮国茉央▽新里美和子▽井手祐子▽時田葉子▽下地務▽新里成美▽新里雄飛▽渡真利さつき▽奥原香奈▽仲本聖奈