海の中できれいに育って/あおみ建設北小児童
トゥリバーにサンゴ移植
平良港の防波堤工事を行っているあおみ建設主催のサンゴ移植計画が24日、トゥリバー地区で行われ北小学校の4年生57人が移植用に沖縄本島から持ち込まれたサンゴの断片を台座となるネットに固定する作業を行った。
今回は移植用にミドリイシ、コモンサンゴ、ハマサンゴの3種類、110個が用意された。
児童たちは、お互いに協力し合いながら台座となるネットにサンゴを固定した。
平良美咲さんと榎恵礼奈さんは「初めての経験でとても楽しい。海の中できれいに大きく育ってほしい。大きく育ったサンゴを潜って見てみたい」と笑顔で話した。
移植作業を前に平良港の役割や海の生き物たちと触れ合う体験学習も行われた。
あおみ建設沖縄支店宮古工事事務所の一ノ瀬浩一所長は「事前の学習では港の役割やサンゴが居なくなったらどうなるかなどについて学習した。海の生き物に肌で触れサンゴの移植を体験することで海の大切さを学んでほしい」と述べた。
児童たちが台座に固定したサンゴはダイバーたちが約20~30㍍沖の海中に沈め、用意してあった育成棚に固定した。