社会・全般
2012年1月29日(日)9:00
天気予報など学んだよ/見学会実施
気象台の仕事目の当たりに
2012年の宮古島地方気象台(小林俊彦台長)の見学会が28日、同気象台で行われ、親子連れ約50人が天気予報が発表されるまでの仕組みや、津波が起こるメカニズムなど気象台の仕事について学んだ。見学会は1994年以来ほぼ20年ぶりの開催。
小林台長は「不思議だと思っていることを調べて知ることが科学。きょうは科学の目で見ていろいろと学んでほしい」とあいさつした。
参加者は4班に分かれ、気象の観測や地震や津波観測、雨量や風速など地上気象観測の仕事の説明を気象台職員から受けた。
天気予報は気象の観測とそのデータの収集をもとにスーパーコンピューターが計算した結果と実況資料で予報官が判断し、分かりやすい情報にして発表することなども学んだ。
親子で参加した下地沙羅さん(13)=下地=は「いろいろな機械を使って最終的には人が判断することが印象的だった」と感想を述べた。
小林台長は「気象台の仕事を知ってもらうためにこれからも年に1回ぐらいは見学会を実施したい」と話した。