伊良部で2団体が植樹
伊良部地域づくり協
宮古島市伊良部地区地域づくり協議会(比嘉臣雄会長)は5日、平成の森公園で河津桜400本とサンダンカ80本、フヨウ70本の計550本を植樹した。市の花の王国づくりと足並みをそろえた取り組み。比嘉会長は「植樹は緑豊かで、魅力的な島づくりが目的。大橋開通後には大勢の観光客に来ていただき、移住者も増えるような美しい島にしたい」と抱負を語った。
同協議会の植樹は、今年で4年目。協議会の生活環境部会員や自治会役員、役所職員ら約50人が参加し、早朝から作業に汗を流した。
伊良部地区での花の王国づくり事業は、平成の森公園(南区)とカントリーパーク(北区)、市役所伊良部支所の3カ所を、花木普及への拠点に位置付けている。
比嘉会長は「植えた木は、根付くまでしっかり管理する。桜が大きく育って花を咲かせた時は、住民こぞって花見をしたい」と生長を待ち望んでいる。
伊良部島新緑会
伊良部島新緑会(平良忍会長)は5日、伊良部地区のえんでん公園でサンダンカ500本、ツバキ500本、河津桜100本の計1100本を植樹した。緑豊かな古里づくりに思いを寄せる会員が地元を含め全国から、約60人参加。会長は「活動を定着させて、私たちの緑への思いを、宮古全域に広めたい」と抱負を語った。
事務局は千葉県船橋市に住む、佐和田武夫さんが務めている。参加者のうち関東が7人、静岡2人、沖縄本島7人と島外の人も多い。佐和田さんは「植樹祭り参加は、里帰りのいい口実になる。植樹や清掃、ゴルフ、飲み会などを通した交流は、とても楽しい」と満面の笑みだった。
新緑会の植樹祭りは、5年前に還暦を迎えた同期生たちが島の緑が減っていることを憂慮し、同公園にテリハボクを植えたのが、きっかけとなった。当時30㌢ほどの高さだったテリハボクは現在、約3㍍ほどに成長した。