11/23
2024
Sat
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2012年2月7日(火)9:00

きょうジュウルクニツ/カマボコ店も大忙し

一族そろって墓参りへ


ジュウルクニツを前日に控え大忙しとなったカマボコ製造事業所=6日、平良下里

ジュウルクニツを前日に控え大忙しとなったカマボコ製造事業所=6日、平良下里

 きょう旧暦の1月16日(新暦2月7日)は、あの世の正月とされるジュウルクニツ。一大行事を前にした6日、定番食品の紅白カマボコを製造する事業所は大忙しとなった。スーパーは、料理の材料を買い出す客で混雑した。ジュウルクニツは一族がそろって午後から墓参りをする習わし。小、中、高校は午後から授業を休む。市役所の職員は、午前と午後に分けて出勤する。



 根間カマボコ店では6日紅、白合わせて約500本を製造した。これは量にすると325㌔で通常の日の4~5倍。職員らは午前2時に出勤し、材料の練り上げや油揚げなどの作業に追われた。忙しさは、きょう午前中まで続く。

 根間勝也社長は「おいしくいただけるよう、真心を込めて作っている。先祖を供養しながら、いいジュウルクニツを」と願った。

 昨年7月のオープン後、初めてジュウルクニツを迎える下里公設市場では、豚肉の売れ行きが好調だった。精肉・鮮魚店「なかざと」の豚肉の販売量は、いつもの日の約5倍の60㌔。店主は「施設が新しくなり、肉の加工も利用しやすいように工夫しているので若い利用者が増えた」と、新築の効果を強調した。

 スーパーでは、紅白カマボコや豚肉、供え用の果物、小菊などが飛ぶように売れた。総菜部門の店員らは「オードブルの注文が殺到している」とうれしい悲鳴を上げていた。

 ヤームトゥ(家元)の嫁という女性は、5万円分買った。「5家族から人ぐらい集まる。年に一度のジュウルクニツを楽しみたい」と笑顔だった。
 
 ◆ジュウルクニツ 後生の正月といわれる。一族が墓前にそろって先祖を供養する。料理は紅白カマボコや豚肉の煮付け、赤く染めたイカやタコ、タマゴなどが定番。料理を供え、あの世のお金とされる打ち紙を焼き、焼香した後は酒宴となる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!