織物組合が総務大臣表彰/上布継承の取り組みを評価
宮古織物事業協同組合(理事長・長濱政治副市長)が今月4日に宮城県仙台市の仙台国際センターで行われた「地域づくり総務大臣賞表彰式」で団体表彰を受けた。同組合の上原則子専務理事と武富暁代さんが6日、市役所平良庁舎を訪れ下地敏彦市長に喜びの報告を行った。
報告を受けた下地市長は「地域に広げるだけでなく、島外、県外に宮古上布の魅力を広げた皆さんの努力が実ったと思う。これからも頑張ってほしい」と激励した。
報告に同席した長濱理事長は「地域活性化と地域への広がりを目指して活動してきた。表彰を受けてうれしく思う。これから上布の魅力を発信するためにもぜひ、新しい伝統工芸館を建設してほしい」と呼び掛けた。
また、上原専務理事と武富さんも「日ごろの活動が評価されてうれしく思う。ぜひ、これからも支援と協力をお願いしたい」と述べた。
同組合は、伝統文化を継承する取り組みが高く評価されたほか、さらに工芸作物の苧麻栽培を推進していること、関連したグリーンツーリズム的な取り組み、小学生の調べ学習の積極的な受け入れなどが評価された。
また、同組合の取り組みに対しては「時間はかかっても、裾野をさらに広げてほしい」との講評も受けた。