社会・全般
2012年2月19日(日)9:00
トマトジュース消える/市内スーパー
メタボ予防報道受け
「トマト、メタボ予防に効果」などとの報道を受け、市内のスーパーからもトマトジュースが消えた。報道は今月11日にあり、あるスーパーでは同日中に在庫が底を突いたという。店員らは「健康づくりに対する、市民の関心の高さの表れ」と話していた。
京都大大学院の河田照雄教授らの研究グループが、トマトに血液中の脂肪増加を抑える新成分が含まれていると発表したのが、ことの発端となった。
同スーパーでは、1週間ほど前に品切れとなり、注文しても品物が届かない状況が続いている。別のスーパーの店員は、少しは入荷するが、すぐに無くなると話していた。
報道を受けて、品切れになっているのは大手食品メーカーのヨーグルト「R-1」も。このヨーグルトを食べ続けたら、インフルエンザにかかりにくくなったという研究報告の報道だった。
店員らは、健康に良いとの報道によって過去に品切れになった商品に「納豆」や「かんてん」「バナナ」なども挙げた。「人々の生活に及ぼすマスコミの影響は大きい」と話していた。