待望の休息所が完成/大神島
地域挙げて祝う
大神漁港に完成した休憩所の落成祝賀会(主催・大神自治会)が27日、大神島離島振興コミュニティーセンターで開かれた。下地敏彦市長をはじめ、市や工事関係者らが出席。地域住民とともに施設の完成を盛大に祝った。
主催者を代表して久貝初男会長は「多くの皆さんが集まり、感謝している。学校が廃校になり、さびしくなっていた。今後とも大神島をよろしくお願いしたい」と述べた。
下地市長は「住民から集会所や宿泊施設の建設について要望があり、手始めに休憩所を整備した。宿泊施設は運営の問題が決まれば考える。今後も一つ一つ応えたい」と語った。
市議会の平良隆議長は「素晴らしい施設が完成した。夏場には住民らの憩いの場になるのではないか。大神島の繁栄を祈念する」と話した。
祝賀会には島内人口の約9割に当たる22人が参加した。関係者らとともに完成の喜びを分かち合い、何度も祝杯を掲げた。
休憩場は住民からの要望を受け、昨年10月から整備が進められていた。鉄筋コンクリート平屋建てで、建設面積は66・78平方㍍、延床面積は49・88平方㍍。総事業費は約1600万円となっている。住民からは宿泊施設の建設のほか、故障している漁船の巻き上げ機の設置について要望が上がった。