迅速救助へ連携確認/宮古空港
航空機事故消火救難訓練
2011年度年度航空機事故消火救難総合訓練(主催・宮古空港緊急計画連絡協議会)が28日、宮古空港で行われた。総勢166人が本番さながらの訓練を展開。参加した各関係機関が消火・救助・医療活動の連携を再確認した。
この訓練は、各関係機関が緊密な連携を保ち、消火救難訓練活動および医療救護活動を迅速かつ適切に行い被害の軽減を図るため、連携行動を確立するのが目的。
訓練では、2012年2月28日午前11時ごろ、AKB航空048便B-737型機が、滑走路04側から進入着陸の際、着陸停止制御不能により滑走路上に停止できず、機体の制御を失いタンゴ1付近より滑走路を逸脱し東側着陸帯(G6)で擱座炎上した-と想定。空港内に緊急対策本部(本部長・下地敏彦市長)が設置された。
事故発生と同時に、各関係機関に一斉に緊急通報が入った。消防車と消防職員らが、事故機に向けて放水を開始。救助班らが、機内の重傷の乗客らを救出し搬送した。
訓練後、下地市長は「航空機事故はいつどの程度の規模で起こるのか想定できない。万が一、事故が発生した場合は迅速に救助活動をすることが大事」と講評した。