池間島で民泊体験/受け入れ家族と交流
台北環境担当職員
台湾招聘事業で滞在中の台北市中山区市役所の環境担当職員3人は3日、池間島で民泊を体験した。受け入れ側の家族と交流を深め、温かいもてなしを満喫した。3人はきょう4日、台湾に帰任する。
台湾招聘事業で滞在中の台北市中山区市役所の環境担当職員3人は3日、池間島で民泊を体験した。受け入れ側の家族と交流を深め、温かいもてなしを満喫した。3人はきょう4日、台湾に帰任する。
職員はホン・ツウン・シャさん、ロン・リン・メイさん、フ・シュウ・ジェンさん。通訳は中国出身で宮古島で暮らす仲間幸子さんが務めた。
3人を受け入れたのは吉濱朝光さん(90)と妻のチヨさん(91)、長女初美さん、次男克則さんの4人。
朝光さんはかつて沖縄-台湾航路の船に船員として働いていた。その時に台湾から土産で買ってきた木彫りサシバ、装飾石などが床の間に飾られ、ホン・ツウン・シャさんらを喜ばせた。
チヨさんは「大戦のときは台湾基隆市に疎開した。とても優しい人が多かった。防空壕の中で生まれた赤ちゃんもいた」と懐かしんでいた。
ホン・ツウン・シャさんらはこの日、市職員の案内で市街地エコハウス(省エネ型住宅)、環境省エコ燃料実用化地域システム実証事業で取り組んでいるバイオエタノール生産設備、メガソーラー実証施設などを視察した。
宮古島観光協会(豊見山健児会長)が沖縄修学旅行強化事業「修学旅行新規メニュー開発支援事業」の一環で実施。池間島では、いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)が受け入れ窓口で行った。