苧麻の魅力アピール/地域雇用創造協
エコハウスで試作品展示
宮古島地域雇用創造協議会(小倉弘誉統括)の試作品展示会が9日、西里の市街地型エコハウスで始まった。11日まで。会場ではみやこ島織有限責任事業組合の苧麻を活用した島シャツなど約30点の試作品が展示され、訪れた人たちに苧麻の魅力をアピールした。また、宮古島産の牛乳を使用したヨーグルトの試食も行われ、「おいしい」「食べやすい」などの感想が聞かれた。
オープニングセレモニーで、市の長濱政治副市長は「市民や観光客に苧麻の魅力を発信する良い機会。これまでの成果である試作品を見てもらってその良さを広くアピールしていきたい」と述べた。
同協会は、厚生労働省の地域雇用創造実現事業による委託事業を受け、地域資源の活用をテーマにした「宮古島産苧麻(ちょま)」を原料素材とする新商品・用途開発や新たな特産品の開発による事業化を目指した取り組みを展開している。
展示会場には、みやこ島織有限責任事業組合が製作した島シャツやインテリア製品などが展示され、訪れた人たちはそれぞれの製品の生地に触れながら、苧麻の魅力を体感していた。
また、コーラルベジタブル社が開発した宮古島産の牛乳を使用したヨーグルトとマンゴーや黒糖を混ぜ合わせた商品の試食も行われ、訪れた人たちを楽しませた。
試作品展示会は、午前10時に開館、午後6時に閉館(最終入場は午後5時)。入場は無料。