健康な街づくりへ決意/市の運動推進評価
長年にわたっての市民の体力づくり運動推進が高く評価され、このほど文部科学大臣賞を受賞した市(下地敏彦市長)は9日、市内のレストランで受賞祝賀会を開いた。下地市長をはじめ市民の食生活・健康増進・食育に取り組んでいる女性らが参加。名誉ある受賞を盛大に祝うとともに市民のさらなる体力づくりに向け決意を新たにした。
主催は市健康増進課。協力は宮古福祉保健所、市健康推進計画推進委員会、市健康づくり推進員、市食生活改善推進協議会、市食育推進会議。
市は、2005年10月から行政と市民のつなぎ役で、地域の健康づくりを支援する健康づくり推進員を養成。07年8月には運動環境や食育・食環境の整備などに取り組もうと「グッバイうぷばた(大きな腹)減る脂(ヘルシー)大作戦」と銘打って、市長が緊急メッセージを発表。これをきっかけに市民の健康問題への関心が高まった。
さらに市独自の体操「グッバイメタボ体操」を考案し、テレビの行政チャンネル放送やDVDの配布などで普及啓蒙を図った。
08年3月には市民・団体・職場・地域が協働して推進する行動計画「がんずう(健康)の輪推進プラン」を策定。以来、市民の体力づくりを支援している。
下地市長は「健康は笑いから。笑いから病気は無くなり健康になる」と笑いの効果を述べた。
宮古福祉保健所の仲宗根正所長は「健康の最終目的は毎日楽しく生活できること。それによってハッピーな人生が送られる。
家族と地域が絆を深めることも大事。これからは健康な街づくり、助け合いの街づくりを目指してほしい」と要望した。
各テーブルでは各組織で活動する女性たちが参加。互いに乾杯し、大臣賞受賞の喜びを分かち合っていた。