「大きく育ってね」/来間小中
ツバキ、イヌマキ140本植樹
来間島地域ふるさと活性化推進協議会(大浦邦夫会長)は15日、来間小中学校(国仲富美男校長)の協力を得てツバキの苗木70本とイヌマキ(方言名キャーギ)の苗木70本の計140本を記念植樹した。児童8人と生徒3人の計11人は丁寧に植え付け、ツバキが美しい花を咲かせ、イヌマキが真っすぐに伸びるよう願った。
県のふるさと農村活性化基金を受けて実施した。活動を通して施設の役割や農地を守る大切さを理解してもらい、土地改良施設の多面的機能を発揮することにより地域の活性化を図るのが目的。活動名は「くり間島 みんなで創るコミュニティーの里」。
協議会は3年計画で事業を行い、前年度はツバキの苗108本を植樹した。
この日は宮古島椿の会(来間清典会長)が協力し、苗木の管理や雑草の除去などを指導した。
大浦会長は「ツバキとイヌマキは防風・防潮林の機能を発揮する。またツバキの種子からは油が取れ、葉っぱはお茶にもなる。花が咲いて種子が実ったときには、種子から取った油で天ぷらを揚げよう」と述べた。
来間会長は「ツバキが美しい花を咲かすと、野鳥のメジロがやって来る。来間島を花と緑の豊かな島にしましょう」と語った。
国仲校長は、子どもたちの頑張りをたたえた上で「これからも苗木を植える機会があるので、みんなで大事に育てよう」と激励した。
生徒会長で2年の大島玄理君は「来間島に役立つ苗木を植えて良かった。ツバキの花が咲くのが楽しみ」と感想を話した。